今朝は体操の後、長くお休みされていた木戸さんの復帰を祝い、花月先生の歓迎の歌から始まりました。今日はたまたま一番前で聞かせて頂きましたが、朝から、しかもいきなり物凄いボリューム!大音量のサラウンドスピーカーの前に座ったようなもので、一気に目が覚めました。でも人間の生の声というのは不思議で、機械音と違い大きな音でも耳には心地よく響いてきました。
今日は発声練習を飛ばして”二度とない人生だから”の後半から。
ラストに向かって徐々に盛り上がっていく部分で、レガートにするところ、はっきり言葉をたてるところ、感情の込め方、そして口の開け方と、要所で細かい指示が飛んできます。ここ2回ほど、先生の指揮を見ながら歌うようにしていますが、それらの指示がすべて指揮に表されていて、自然に導かれていくようです。(ただちゃんと出来ているかどうかは別問題。。。><)
この曲の最後にかけての一番の盛り上がりでは、どんなにしんどくても、しんどいまま歌うのが大切なのだそうです。そうすることで、お客さんに私たちの気持ちが伝わる。だから楽々と歌ってはいけません。と言って怒鳴らないように!さらに、
「最後の”あ~”のところは、曲が終わってもお客さんの脳ミソに”あ~”が残るようにしっかり歌って下さい!」
丸い口で「お~」が混じっているようなイメージで「あ~」というのがポイント。最後はバッチリ決めましょう!
練習の途中で、先生が面白いことを仰っていました。舞台で緊張したときの対処法です。オペラ業界で言われていることだそうですが、
「曲がりきれないカーブがあったら加速しろ!」
危なくないですか???と思いましたが、曲がりきれないカーブで減速して曲がれても当たり前。でも、「曲がりきれないところで加速して道から外れたほうがお客さんは喜ぶ」のだそうです。ここで先生が言いたかったことは、トライしなさい、ということのようです。
「私には無理や、というところがあったら、一歩前に出て下さい。」
聞いていて思ったことですが、これは舞台だけでなく日常の中でも言えることではないでしょうか?トライしないでやり過ごすよりトライして進むほうが失敗しても面白い。いざという時にはアクセル全開で進んで行きましょう!p(^^)q
でも、実際にハンドルを持ったときは、曲がれるか曲がれないかは、もうちょっと手前で判断したほうがいいとは思いますが。。。^^;;;
ところで、録音を聞いていると、練習している気分になってなかなかブログが進みません。。。中でも先生の声がとてもよく響いて、目を閉じて聞いていると、遊音堂にいて、そこで先生が話されているかのような錯覚に陥ります。そして先生の合図で皆さんが歌っているのを聞いていると、夜にも関わらず一緒に歌ってしまっていました。この曲だからかもしれません。アルトの浅田さんが、「最後に通して歌ったときには、段々泣けてきた。歌えば歌うほど良い曲だと思います。」と言っていたのですが、本当にゆっくり、ジワジワと心に沁みこんでくるようです。
また今日は、見学の方がお二人も来て下さいました。最後に感想をお聞きしたところ、「楽しくて笑っていたんですが、最後は泣いてました。」今日は泣く人が多いですね。
お二人とも即入団。早速7月の練習から参加してくださるとのこと。本当に頼もしい限りです。来年に向けて一人でも多くの方に参加して頂きたいです。
さて、来月の練習は本番を意識して、場所を変えての練習となります。間違わないように気をつけて下さいね。本番通りに並んで衣装をあわせて雰囲気を見てみたいと思います。グランドピアノのある練習室で、音もよく響きますので、きっと歌いやすいと思います。Tシャツも忘れずにお持ち下さい。
今日は指揮者風の構え! そういえば今日は「誰の真似でしょう!」クイズはありませんでしたが、 「カラヤンならこう降る!」というお話が。まずは教育から? クイズはやっても無駄と、とうとう気づかれたのでしょうか??? |
合唱祭まで休憩中も説明があり、真剣な眼差しの団員の皆さん。 |
では、次回、6月9日にお目にかかります。
by Tomoko
お知らせ
6月1日(土) 豊能町のユーベルホールで花月先生のコンサートがあります!14時開演!
ピアノ伴奏は団長の日比野さんです!➡案内はこちら
6月7日(金) 4時から西来寺で念仏コンサートです!